料理の順番には意味がある!会席料理の食べ方

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料理の順番には意味がある!会席料理の食べ方

会席料理、懐石料理 同じ読み方のかいせきりょうりですが、意味が異なることをご存知でしょうか。
宴会で出されるのが会席料理、 お茶で出されるのが懐石料理です。
1品ずつ出てくるような改まった席では次は何が出てくるんだろうと緊張しますよね。
ここでは食事会の意味の会席料理についてご紹介します。

料理の順番

1、先付け(お通し・突き出し)


前菜のことです。
平皿なら置いたままで、椀や小鉢なら箸を持っていない方の手で持って食べます。
串に刺さったものは箸で押さえながら抜いて、箸で食べます。
箸だけで取りづらいものは手を使ってもよいでしょう。

2、吸い物

前菜やお酒の後にお口直しとして出されます。
すまし汁が出されることが多いです。
食べ終わったら蓋を元通りにかぶせます。

3、向付(刺身)

お造りのことです。
季節の刺身が出されます。
白身魚→貝類→赤身魚の順に食べますので盛り付けも手前に白身魚、中ほどに貝類、赤身魚となっています。
この盛り付けを崩さないように左手前、右手前、中央、奥の順番で食べます。

4、焼き物

季節の魚が切り身や尾頭付きで出されます。
海老や帆立が焼いてあることもあります。
食べづらい場合は手を使って食べてもよいでしょう。
肉が出される場合もあります。

5、煮物(たき合わせ)

季節の野菜を煮たものが出されます。
小さめの器であれば手で持ち、大きめの器なら置いたまま食べます。

6、揚げ物

天ぷらのことです。
野菜や魚の天ぷらが出されます。
淡白な味のものから濃い味へと食べられるように盛り付けられています。
崩さないように手前のものから食べます。
つゆにつけて食べる時はたれないよう汁気を切って持ち上げます。
薬味はつゆにとかします。

7、蒸し物・酢の物物

茶碗蒸しが出されることが多いです。
蓋に付いている水滴は器の内側で切ってから、器の横に置きます。
手前からすくって食べます。
ふーっと息を吹きかけて冷ますことはしません。
食べ終わったら蓋を閉めます。
酢の物は口をさっぱりさせる役割があります。
量が少なくても一度に食べることをせず、味わって食べます。
器が小さければ手に持って食べるとよいでしょう。

8、ご飯・止め椀(汁物・味噌汁)・香の物(お新香・漬物)

これらが出されたら料理の締めくくりでお酒を切り上げます。
香の物から先に食べたり、ご飯にのせたり、香の物を続けて食べたりしないようにご飯、止め碗とバランスよく食べます。

9、水菓子・甘味

2、吸い物

最後にデザートが出されます。
和菓子・季節の果物・お茶が出されるのが一般的です。
お茶は、食事の最後でいただきます。

終わりに

味の濃さ、口直し、料理の順番も器の中の配置もすべてに意味があって素敵ですね。
日本料理は繊細なイメージですが、理由が分かれば食事を存分に楽しめそうです。