日本人の主食は大昔から、米です。
今日はなぜ日本人が米を主食にしているのか歴史をふり返り、好まれる理由も紹介します。
稲は大昔の外国人が持ってきた
約1万5000年前の日本は温暖な気候に恵まれ、木の実やサトイモが豊富に揃い、イノシシやシカのような動物もたくさんいました。
この頃は農耕よりも狩猟が発達していましたが、やがて中国大陸から入ってきた民族が、
持ち込んだ米を使って稲作を始め、急速に元々いた日本人の間にも広まっていきました。
狩猟よりも稲作のほうが生産性が高かったことが、稲作が広がっていった理由だと言われています。
日本の気候は稲の栽培に適している
他にもイモ類だって日本人の主食になってもおかしくありませんが、日本人は米を選びました。それはなぜか。その理由は日本の気候にあります。
雨季に雨が多く、夏には気温がぐっと高くなる事が、米栽培に適していたからです。
そして米は長期間保存することができるので、1年分を収穫しておけば、厳しい冬にも飢えることがありません。
味が日本人の好みに合っている
米の栽培に向いている気候や長期間保存が利くことなどが、米が日本人の主食になった理由ですが、その味も日本人の好みに合っています。
醤油や味噌で味付けした料理と米の味が口の中で混ざり合うと、米の甘味が引き立ちます。
噛めば噛むほど口の中で米独特の旨味が広がることも、日本人好みな点です。
また、戦後の食糧難の時代にも、米が日本人にとても喜ばれました。
具が入っていないおにぎりは、食べ物に不自由していない今の時代の日本人にも好まれています。
まとめ
その昔、狩猟よりも安定して手に入り、長期保存も可能なことから、多くの日本人が米を栽培するようになりました。
米の味は日本の料理の味を引き立てる、最高の主食ですよね。